2011年に世界遺産に登録された小笠原諸島。圧倒的な自然を感じることができる日本有数の貴重な場所です。旅行するためには最低でも6日間必要ですが、時間をかけてでも行く価値は充分にあります。
本記事では、小笠原諸島の見どころとおすすめ観光スポットを紹介しています。
小笠原諸島への旅行を考えている方は、ぜひ参考にしてスケジュールを立ててください。
小笠原諸島とは?
東京都の1000㎞南にある大小30の島々が小笠原諸島です。父島列島、母島列島、聟島列島、火山列島で構成され、そのうち人々が暮らしているのは父島と母島のみです。遠く離れていますが、住所は東京都に区分されます。
父島に行くための空路はないので、東京竹芝桟橋から出ているほぼ週1便のおがさわら丸に乗船します。また、母島に行くには、父島から出ているははじま丸に乗り継いで行くことになります。
おがさわら丸は、竹芝桟橋を11:00に出港してから24時間後の11:00に父島に到着します。また、そのまま港に3日間停泊し、父島に到着してから3日後の15:00に東京に向けて出港します。そのため、小笠原諸島への旅行は、最低でも5泊6日の期間を確保することが必要です。
小笠原諸島の見どころを紹介
出典:【楽天トラベル】https://kanko.travel.rakuten.co.jp/tokyo/spot/S13012066_photo.html
小笠原諸島の最大の見どころは、1年を通して泳ぐことができるという透明度の高い綺麗な海です。小笠原諸島には、綺麗な海を楽しめる観光スポットがたくさん点在しています。
美しい砂浜が広がる小港海岸や境浦と濱江丸、ジニービーチ、綺麗な海を望むことができるウェザーステーションや長崎展望台、観光拠点となる小笠原ビジターセンターなど。どこも小笠原の海の魅力を余すことなく伝えています。
島には最低でも丸3日滞在することができるので、南の島でのんびりすごす贅沢な時間を堪能してください。
小笠原諸島のおすすめ観光スポットを紹介
小笠原諸島を訪れた際に外せないおすすめの観光スポットを紹介します。どのスポットも、小笠原諸島の自然を満喫できる素晴らしい場所ばかりです。
ウェザーステーション(父島)
出典:【小笠原村観光局公式サイト】https://www.visitogasawara.com/archive/archive-3426/
ウェザーステーションは素晴らしい展望を楽しめる場所で、12月〜5月のザトウクジラのシーズンには、運が良ければ展望台からその姿が見られることもあります。
また、2月〜4月のベストシーズンには、ホエールウォッチング協会の方が主催する陸上観察会が開かれます。参加したい方はスケジュールのチェックをしておきましょう。
ウェザーステーションは昼間の展望も素晴らしいですが、夕暮れ時には、夕日が海に沈む瞬間に緑に見えるグリーンフラッシュというめずらしい現象が起こる可能性もあります。さらにめずらしいブルーフラッシュという現象もあるんだとか。もし、見ることができたらラッキーな景色です。
小港海岸(父島)
出典:【楽天トラベル】https://kanko.travel.rakuten.co.jp/tokyo/spot/S13012071_photo.html
街から少し離れた場所にあるビーチで、静かにゆっくりと過ごすには最適なビーチです。あまり観光客も来ない穴場スポットでもあります。また、遠浅のビーチなので小さいお子様連れでも安心して泳ぐことができます。
白い砂浜に青い美しい海が広がり、綺麗な海を眺めたい方にはおすすめしたい観光スポットです。昼間の景色のみならず、夜には美しい満天の星空が広がります。晴れた日には天の川を見ることができるほど空気が澄んでいます。
南島(父島)
1日当たり南島に上陸できるのは100人までと決められており、定められた経路、ガイド同行でないと上陸ができません。最大の利用時間も2時間までと決められています。
南島に上陸する方法は、ボート、シーカヤック、泳いで上陸の3パターンありますが、観光の方はガイドの方が案内してくれる船やシーカヤックのツアーに参加することが必要になります。
南島といえば、扇池というビーチが有名です。透明度が高く、日本であるとは思えないほどの景色が広がっています。シュノーケリングを楽しむのにも最適なスポットです。
乳房山(母島)
出典:【楽天トラベル】https://kanko.travel.rakuten.co.jp/tokyo/spot/S13012012_photo.html
父島、母島の中で最高峰を誇る乳房山。乳房山をぐるっと一周できる登山道が設置されており、登山道を回る際は時計回りがおすすめ。遊歩道を一周するのには約4時間かかるので、たっぷり時間をとってトレッキングを楽しんでください。
特別天然記念物のメグロは母島にしか生息していないめずらしい生き物で、運が良ければ遭遇する可能性もあります。乳房山の頂上からは素晴らしい景色を望むことができ、晴れた日には父島が見えることもあります。