姫路城は国宝五城(姫路城、松本城、犬山城、松江城、彦根城)のひとつにも指定されている非常に人気の高いお城です。日本100名城にも選定されています。
日本の伝統的な歴史を感じられるスポットとして、歴史好きだけではなく誰でも楽しめる観光スポットになっています。
本記事では、人気の姫路城の見どころや楽しみ方、姫路城1泊2日のモデルコースを紹介しています。姫路城観光の際に、ぜひ参考にしてください。
姫路城とは?
1993年日本で初めて世界遺産に登録されたのが姫路城で、別名「白鷺城」といわれるほど美しい外観が特徴です。始まりは鎌倉時代の1333年、赤松則村が姫山に縄張りをし、小寺頼秀に守らせたのが始まりといわれています。そして1346年に赤松貞範が姫路城を建てました。
建立から400年以上経つ姫路城ですが、第二次世界大戦や太平洋戦争といった大きな戦火からも逃れ、自然災害を受けていないのも特徴のひとつです。老朽による修繕で、昭和の大修理や平成の大修理等行われてきましたが、現在でも美しい天守を守り続けています。
姫路城の見どころを紹介
連立式天守閣
姫路城の特徴である連立式の天守閣は、1つの大天守と3つの小天守で構成されています。それぞれの天守が渡櫓で連結されており、これが連立式天守閣と呼ばれる形状です。防御力にも優れ、景観美に溢れる姫路城ならではの天守閣になっています。
997もの狭間
出典:【楽天トラベル】https://kanko.travel.rakuten.co.jp/hyogo/spot/S28001523_photo.html
城壁に開いた射撃用の穴のことを狭間(さま)といいます。狭間には鉄砲狭間と矢狭間があり、それぞれ穴の大きさが異なります。縦長の長方形はすべて矢狭間で、それ以外の丸や三角、四角の穴が鉄砲狭間になっています。
また、狭間には高さにも違いがあり、立狭間(たちざま)、居狭間(いざま)という言葉があります。基本的に立って射るのは弓矢で、片膝を付いて撃つのが鉄砲なので、高さも使い分けられていたようです。
大天守の鯱瓦(しゃちがわら)
大天守にある鯱瓦(しゃちがわら)は、一般的には雄と雌の対になっていますが、姫路城の鯱瓦は両方とも雌の鯱瓦が使われています。これは全国的に見ても非常に珍しいのだとか。
江戸時代からの現存天守である姫路城ですが、昭和の大修理の際には鯱瓦が1体のみしか残っていませんでした。そのため1体の鯱瓦と同じものを作成し、大天守に飾ったそうです。大天守の鯱瓦は本当に同じものなのか、注目してみると面白いでしょう。
姫路城の楽しみ方を紹介
大天守までの道のりを楽しむ
大天守までの道のりには様々な仕掛けがあるので、その仕掛けを見ながら天守閣を目指しましょう。まず入城口を入ると見えてくるのが菱の門。城内で最も大きな門だそうです。
城内には、いろは順で名付けられた「いの門」「ろの門」などたくさんの門があります。敵が簡単に侵入できないように道を複雑に折り曲げたり、門で細かく仕切っていたんだとか。
城壁に形の違う狭間がずらりと並んでいるのを眺めたり、積み上げられた石垣をじっくり観察するなど、大天守までの道のりの風景も楽しんでください。
姫路城大発見アプリで楽しむ
出典:【姫路城公式サイト】https://www.city.himeji.lg.jp/castle/0000007738.html
姫路城大発見アプリは、姫路城の散策を何倍も楽しめるようにするアプリです。このアプリは、最近話題のARやCGを使った最先端の技術を駆使しています。
所々にあるARスポットの看板にスマホをかざすと、今の風景と昔の風景を比べるように重ねて表示することができるなど面白い仕掛けがたくさん。当時の再現VTRを見ているかのようなリアルな映像が楽しめます。もちろんスポットごとの解説を聞くこともできます。
また、スポットにいるモンスターを集めて歩いたり、ご当地キャラとの写真撮影が楽しめたりと姫路城散策の際には欠かせないアプリです。
姫路城周辺のおすすめ観光スポットも紹介
姫路城西御屋敷跡庭園 好古園
出典:【楽天トラベル】https://kanko.travel.rakuten.co.jp/hyogo/spot/S28001530_photo.html
姫路城に隣接している好古園。姫路城を訪れた後にはぜひ好古園にも立ち寄ってみてください。9つの庭園で構成された回遊式の庭園は、場所によって様々な表情が楽しめます。竹の庭では涼しげな竹林、好古園最大の庭である御屋敷の庭では優雅に泳いでいる錦鯉、茶の庭では500円でお茶とお菓子を楽しむことも。
※新型コロナウイルス感染症の状況によって呈茶サービス休止の可能性あり
姫路市立美術館
出典:【楽天トラベル】https://kanko.travel.rakuten.co.jp/hyogo/spot/S28001537_photo.html
赤レンガ造りの外観が印象的な姫路市立美術館。戦前の頃は陸軍の施設として、戦後には市役所として使われていた歴史ある建物です。主に郷土の歴史に関する展示品、日本の近現代作品、ベルギーなど海外の近現代作品をコレクションしている美術館です。